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幸せに生きることを目指す雑多なブログです

【読書記録】三匹のおっさん(有川浩)

どうも、トキです。


今日の読書記録は有川浩さんの「三匹のおっさん」です。ドラマ化されており有名な作品だと思いますが、まだ一度も触れたことがなかったので文庫本を買って読んでみました。読んでから結構時間が経ってしまったのですが、せっかくなので思い出しながら簡単に記録に残しておこうと思います。



三匹のおっさん (文春文庫)

三匹のおっさん (文春文庫)

  • 作者:有川 浩
  • 発売日: 2012/03/09
  • メディア: 文庫


あらすじ

(以下引用)「俺たちのことはジジイと呼ぶな。―おっさんと呼べ」還暦を迎えた、かつての悪ガキ三人組が、私設自警団を結成した。剣道の達人キヨ、武闘派の柔道家シゲ、危ない頭脳派ノリ。ゆすり、たかりに悪徳詐欺、卑劣な痴漢に動物虐待……。キヨの孫・祐希とノリの愛娘・早苗の高校生コンビも加わって、町内の悪を成敗する!゛三匹 ”の活躍に胸がすく痛快活劇小説。

感想

評価:★★★★☆(4.0)


評価の星はいつも結構適当です。冒頭で書いたとおり時間が経ってしまっているということもあり、短く適当に書きます←。


まずこの作品はキャラがとてもよいです。キヨさんは厳格な人で剣道の実力があり、シゲさんはちょっと荒々しいけど情熱がある武闘派で、ノリさんは小柄だけど自慢の武器を使えば敵なしの頭脳派。彼ら三人組が町のいろいろな事件を解決していくのですが、各ストーリーで一人一人の強み・個性が発揮されてキャラが生き生きしてて、物語に入りこめましたし読んでいて楽しかったです。三人が痴漢や詐欺師など犯人を追い込む姿は正に「痛快」という言葉がぴったりです。


次に特に印象的だった場面を挙げると、詐欺師に騙されて夫・シゲを裏切ってしまった登美子をシゲが抱きしめる第三話の最後(210ページ~)の場面が感動的でよかったです。例えば「名前を呼ばれたかったのはこの声だった。」など、作者の表現が巧みで、登美子の気持ちがよく伝わってきたのがよかったです。お互い自分の非を認め、関係が修復して本当によかったなと思いました。


他にもいろいろ書くことがありそうな気がしますが、パッと出てこないのでここで終わります。一昨年あるいは昨年のように線を引いたり付箋をつけたりせず、普通に読んでしまったのがいけなかったですね。せっかく読むなら感じたことなど記録してすぐに思い出せるようにしておきたいと思いました。今は「三匹のおっさん ふたたび」を読んでいます。


では、ありがとうございました<(_ _)>

【雑記】今年もぼっち誕生日会(誕生日の過ごし方)

どうも、トキです。


なぜかスマホの写真をパソコンへ送れなかったので、仕方なくスマホから投稿してます。


今日は誕生日でしたが誰にも会わず昨年と同様ぼっち誕生日会を開催しました。といっても久々にお酒を飲んでパフェを食べただけなので普段の食事と内容はほぼ変わりませんが。


今日は天気がよかったので朝は布団のシーツなど洗濯して、洗濯が終わるまでちょっと掃除をしてその後は買い物に行きました。いつも休日は業務スーパー(→納豆とか卵、豆乳が安い)とイオン(→野菜とか)に行きますが今日はブックオフにも行って本を買ってきました。


帰ったら12時過ぎで、ご飯作るのが面倒だったのでコンビニ(セブン)飯。豚焼肉弁当が美味しいんですよ、自分はコンビニ弁当で幸せを感じれるのでお得(?)です。コンビニ弁当の写真を撮るような酔狂な人は自分くらいだろうなと思いながら撮った写真↓。





普段は全くお酒飲まないけど今日はなんとなくほろ酔いを買って飲んでみました↓。感想は……まあこんなもんかなあという感じ(謎)。いつまで経ってもお酒に興味がなくてダメですね。一本で顔も赤くなるし。





食べてYouTube見て昼寝したあとはギターを1時間ほど弾きました。バックナンバーのハッピーバースデイとか弾き語りしたけど流石にキザかな、と思いながら歌ってました。そのあと掃除の続きをしてからジョギングもしました。たまに運動しないと体が使い物にならなくなってしまいます……今日はめちゃくちゃ暑かった。


夜はいつも通り味噌汁を適当に作りました↓。経験上、夏でもすぐ冷蔵庫入れたら3日はもつので多めに作ります。あとはご飯炊いて、おかずはサバ缶とか適当に。





そのあとはコンビニ(またまたセブン)のパフェを食べました。これもめちゃくちゃ美味しいんですよ。ズボラすぎてケーキを買いに行くのは面倒だったので近くのセブンで済ませてしまいましたが、セブンのスイーツをなめてはいけません。





今日はもうすぐ寝ようかな。


では、ありがとうございました<(_ _)>

【映画鑑賞記録】焼肉ドラゴン

どうも、トキです。


あまり外出できないので映画を観たり本を読んでばかりいます。さて今回の映画鑑賞記録は2018年公開の「焼肉ドラゴン」です。それなりに良いお話だったと思うのですが何故か個人的にはあまり感動できなかったので、感想を書くか迷いましたが、せっかく観たので記録として残しておこうと思った次第です。



eiga.com


あらすじ

(以下引用)高度経済成長と大阪万博に沸く1970年代。関西のとある地方都市で小さな焼肉店「焼肉ドラゴン」を営む夫婦・龍吉と英順は、静花、梨花、美花の3姉妹と長男・時生の6人暮らし。龍吉は戦争で故郷と左腕を奪われながらも常に明るく前向きに生きており、店内は静花の幼なじみの哲男ら常連客たちでいつも賑わっていた。強い絆で結ばれた彼らだったが、やがて時代の波が押し寄せ……。

感想

評価:★★★☆☆(3.0)


この映画はケンカが本当に多いです、いろいろな事情を抱えた一家や常連客がお互いの感情をぶつけあったり、衝突し殴り合ったり。普段の日常ではなかなか目にすることがない光景で、ハラハラドキドキでしたが観ていて面白かったです。韓国の人はとにかく感情を表に出すという話を前に聞いたことがありますが、それにしても両親役の韓国俳優さんの演技が激しくて、迫力があってよかったです。


また父親が娘に向かって「幸せになってほしい」と言い、未来の旦那さんに向けて、娘のことをよろしくと伝えるシーンがよかったです。家族の幸せを一番に願うことはいつの時代も同じなんだなと思いましたし、父の娘への愛が感じられてよかったです。最後のシーンでは、両親が寄り添って花火を見る姿、そして両親が娘たちや長年住んでいた家とお別れをする場面が印象的でした。


なぜあまり感動できなかったのか考えてみましたが、予想に反して恋愛色が強い内容で、なんとなく始終心にモヤモヤしたものがあったからかもしれません。上手く説明できませんが。あとは観ているときのコンディションとかにもよりますね(謎)。


では、ありがとうございました<(_ _)>

【健康】コロナウイルス対策(呼吸法と食べ物)

どうも、トキです。


今日はコロナウイルス対策について簡単に書こうと思います。今回は<参考>に書いた番組の中で、肺炎の名医・みやざきRCクリニック院長の 宮崎雅樹 先生が紹介していた内容についてです。これを実践すれば感染することはない、と言い切れる対策法なんてもちろんありませんし、今回の内容も正直なところどの程度効果があるのかわかりませんが、知っておいて損はないかと思います。


まずそもそも肺炎とは何か。厚生労働省のサイトには「肺に炎症が起きている状態の総称。一般的には肺の急性感染症のことを指す。」と書かれています。しかし肺炎といっても2種類あって、一つは細菌性のもの(一般的な肺炎)、もう一つがコロナウイルスなどによるウイルス性の肺炎です。


一般的な肺炎でも激しいせきや痰、高熱などの症状が見られますが、新型コロナウイルスによる肺炎はさらに重い症状が現れる危険性があります。ウイルスによる肺炎は、肺へ侵入したウイルスが肺胞で炎症を起こすという点では、それが細菌によるものである一般的な肺炎と同じです。しかし一部の人はウイルスを撃退する免疫細胞が暴走し、ウイルスだけでなく健康な組織をも破壊するために重症化してしまう、とされています。重症化する人の体では、このような免疫システムの暴走が起こっていたのではないかとも言われています。


ここからはいよいよ対策についてです。私たちは肺そのものを鍛えることはできませんが、肺の機能を維持することはできます。今回は「1.呼吸法」と「2.食べ物」2つのポイントについて触れていきます。

1.呼吸法

感染予防の観点からは、口呼吸よりも鼻呼吸がいいようです。その理由は①鼻毛がウイルスをブロックするから、②気管支にあるせん毛を乾燥させないから、です。②について、せん毛は細菌やウイルスから体を守るボディーガードのような役割がありますが、乾燥が弱点になっています。鼻から入った空気は加温・加湿された状態で入っていきますが、口呼吸だとそれが弱まってしまうというわけです。また水分をとることでせん毛の動きはよくなるそうです。


ここで、先生が紹介していたおすすめの呼吸法について。まず一つ目は口すぼめ呼吸といって、口をすぼめて大きく息を吐き出し吸い込む方法です。口をすぼめることで抵抗が大きくなり気管支が広がるといいます。要するに肺のまわりの筋肉(肋間筋)を鍛えることができるのです。次に腹式呼吸です。やり方は、背すじを伸ばしゆっくり息を吸い込む(おなかを膨らませるイメージ)→おなかをへこませながら吸うときの倍の時間で口から息を吐きだす。これだけです。ちなみに腹式呼吸により副交感神経が刺激され、免疫力アップにつながるのではないかと考えられ、そういった意味でも効果的な呼吸法だと思います。

2.食べ物

肺を老けさせない果物があると先生はいいます。それはりんごです。りんごに含まれるポリフェノールが肺機能を向上(維持?)するという研究結果(2017年2月 ジョンズ・ホプキンス大学の研究)があります。一日に3切れでも肺機能低下が緩和されたという報告もあるそうです。


それから、かなり意外ですが肺炎予防という観点で唐辛子もおすすめだそうです。間違って食べ物を肺に吸い込んでしまい起こる誤えん性肺炎にいいとされているのがカプサイシンです。カプサイシンによってむせることで間違って飲み込まないようにする体のシステムを刺激しているそうです。しかしカプサイシンのとりすぎは腸を傷めることになるので、適量の摂取がいいとのことでした。(なんかこの唐辛子の話は今回のコロナウイルス対策の話とはちょっとずれているような気が……?)


一部地域を除き緊急事態宣言が解除されるようですが、まだ油断はできないと思うので、収束した後のことを楽しみにしながら今はまだしっかり対策して辛抱し、乗り切りましょう。在宅で弱りがちな体の悩みを解消する方法についても紹介されていたので、余力があればまた後で記事にします。


では、ありがとうございました<(_ _)>



<参考>
林修今でしょ!講座』(2020/05/12放送、テレビ朝日

【映画鑑賞記録】リメンバーミー

どうも、トキです。


今回の映画鑑賞記録はディズニーの「リメンバーミー」です。まだ観たことがなかったので休日に家で観てみました。今回もネタバレ注意です。



www.disney.co.jp


あらすじ

メキシコのある町に住むミゲルは音楽が大好きな少年で、今は亡き大スター・デラクルスに憧れミュージシャンを目指していた。しかしミゲルの家族は、ミゲルの高祖母・ママココの父が家族を捨てて音楽の道に進んだことを許さず、音楽を一切禁止し代々靴屋を経営していた。それでも、死者の日のイベントでどうしても演奏がしたかったミゲルは、デラクルスが使っていたギターを手にとると体が透明になり、死者たちの住む世界へ入りこんでしまった。体の呪いを解くために、そこで出会ったヘクターとともにデラクルスを探すミゲルだったが、そこでミゲル一家の驚くべき秘密が明らかになり―。

感想

評価:★★★★★(5.0)


一番最後のシーンでとても感動しました。誰がどう観てもハッピーエンドです。DVDの調子が悪かったのか、最後の本当にいいところで映像が途切れ途切れになってしまった部分があって、そこだけちょと残念でしたが。ミゲルのギターでココが父のことを思い出して元気になり、誤解も全て解けて家族が一つになり、そしてあれだけ音楽嫌いだった一家がミゲルのギターを中心に幸せそうに音楽を楽しむ姿がとても感動的でした。ミゲルは好きな音楽を堂々とできるようになり、家族のことも大切にするようになって本当によかったです。また、ココの父は、愛するココのために「リメンバーミー」という曲を作ったという話も泣けました。


ストーリーは全体的に、主人公ミゲルに感情移入しやすくて、映像もきれいで(死者の世界はちょっとキラキラしすぎてて目がチカチカするところもありましたが、明るい雰囲気がよかったです)歌もよかったので観ていてとても楽しかったです。しかも、絶対予想できないような(自分が単純というか鈍いせいもあるかもしれませんが笑)驚きの展開がいくつもあり、最後まで本当に目が離せませんでした。


また、ご先祖様を写真で飾って大事にする文化が、自分には新鮮でよかったです。普段から家族を愛し、大事にすれば周りの人のことも大切にできるようになると思うし、素晴らしい価値観だと思います。最後のシーンのミゲルのように、家族を大事にしながらも自分の夢に向かっていけたら、それこそ理想の姿なのではないかと思いました。


自分の語彙力とか表現力ではこの作品の良さを伝えきれませんが、とにかくよかったです。アカデミー賞を受賞されていて、評価もあれだけ高いのは納得いきますね。


では、ありがとうございました<(_ _)>

【映画鑑賞記録】コーヒーが冷めないうちに

どうも、トキです。


今回の映画鑑賞記録は、有村架純さん主演の「コーヒーが冷めないうちに」です。ゴールデンウイーク中に観た映画でこの映画はとてもよかったので感想を書いてみます。ネタバレせずに感想を書くということが未だにできないので、いつも通りそこはご了承ください……。



www.toho.co.jp


あらすじ

茶店「フニクリフニクラ」には、ある席に座り時田数(有村架純)の入れたコーヒーを飲むと過去に戻れるという不思議な現象が起こっていた。そこには、行った先でコーヒーが冷めないうちに飲み切らなければ二度と帰ることができない等というルールがいくつもあった。もう一度ケンカした彼氏と話がしたい、妻が渡そうとしていた手紙を受け取りたい、もう一度妹の顔が見たい……そんな思いを抱え、喫茶店を訪れた人々はあの席に座り数のコーヒーを飲む。

感想

評価:★★★★★(星5.0)


評価は4.0~5.0の間で迷いましたが、泣けたので5.0(適当)。出演者の演技力が素晴らしすぎて物語に入り込んでしまい、とても感動しました。


まだ認知症がそれほど進行していなかった頃の妻・高竹(薬師丸ひろ子)さんに会いに行った房木(松重豊)さんは、「3年後の君は大丈夫」と彼女に伝えますが、それが彼女のためについた苦し紛れの嘘だということがはっきりわかるような表情で、本当にすごい演技でした(薬師丸ひろ子さんの、悲しい気持ちを抑えて明るく振る舞おうとしていた演技等もよかったです)。また奥さんからの手紙も感動的で、最後の「ずっと夫婦でいたい」というメッセージを見て房木さんが涙を流されるシーンで感動しました。


そして、亡くなられた妹さんに会いに行った平井八絵子(吉田羊)さんの演技もリアルでよかったです。久々に妹と正面から向き合って話をする気まずさや、事故が起こる(起こった)日のことを何とかして伝えたいという想いなどが本当によく伝わってきました。


そして最後、主人公が母(石田ゆり子)に会いに行き、最後の最後もうコーヒーを飲み切らなければいけないというシーンは、映画の中でいちばん感動的でした。母は、娘と本当はもっともっと話をしていたいけれど、でもこのままだと娘は幽霊になってしまうから帰らせなければならない……主人公も、母とずっと一緒にいたいけれど、帰らなければならない……お互いの愛や葛藤、切ない気持ちがひしひしと伝わってきました。2人が涙を流すシーンで自分も泣いてました。


どのエピソードも、過去から戻ってきた人たちは心がいれかわって前向きになっていて、ハッピーエンドでよかったなと思います。この作品のレビューを確認したところ思ったよりも評価は高くなく、物語の設定に引っかかる部分があったという方もおられたようです。確かに最後のエピソードで母に会いに行くやり方がちょっと複雑だったりといろいろあるかもしれませんが、個人的には(頭が鈍いせいか)そこまで気にならなかったし、普通に感動したのでよかったです。何かこの映画から得られるものはあるか考えたりもしてみましたが、自分たちは当然タイムマシーンなんて持ってないし過去には戻れなくて、過去を振り返るよりも今を大切に生きる方が大事だと思っているので、この作品は本当に感動できただけで十分だと思います。ただ、コーヒーを入れてから冷めるまでのほんの短い時間でも、人の心は変われる、そして未来を変えることができるということがわかってよかったし、それはこの映画が一番伝えたかったことの一つかもしれません。


では、ありがとうございました<(_ _)>

【読書記録】さくら(西加奈子)

どうも、トキです。


今回の読書記録は、西加奈子さんの「さくら」です。久々に小説を読もうと思ってBOOKOFFに行き、何か面白そうな本はないか探していたところ(いつも背表紙のあらすじを読んで、買うかどうか決めています)、この本がいちばん気になったので購入しました。結論から申しますと個人的には結構好きで、お気に入り本の一冊になったので読んでよかったです。感想は、いつも通り、というか今回はかなり盛大にネタバレしてるのでご注意ください。



さくら (小学館文庫)

さくら (小学館文庫)


あらすじ

(以下引用)ヒーローだった兄ちゃんは、二十歳四か月で死んだ。超美形の妹・美貴は、内に篭もった。母は肥満化し、酒に溺れた。僕も実家を離れ、東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾にピンク色の花びらをつけていたことから「サクラ」と名付けられた十二歳の老犬が一匹だけ。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏に薄い鉛筆文字で書かれた家出した父からの手紙が握られていた―。

感想

評価:★★★★★(5.0)


まず、編集者の松田さんも解説されていたように、この作品は驚かされるような、巧みな比喩表現がたくさんあって読んていてとても楽しかったです。自分なんかでは到底考えつきそうもない表現が使われていて、登場人物が、物語が生き生きしていました。西さんはきっと感受性が豊かな方だと思います。以前読んだ「きいろいゾウ」はあまり印象に残っていないのが残念ですが、西さんの他の作品も読んでみたくなりました。


そして、自分はこの物語の一つのテーマは「価値観」とか「見えるものと見えないもの」だと思いました(←どうしても上手い表現が見つかりませんでした)。
薫(かおる)は、小学校時代の同級生で文通相手でもある湯川さんと3年ぶりに再会することになります。湯川さんとの手紙のやり取りの中で彼女の美しい容姿を想像していた薫は、ニキビだらけになってしまっていた湯川さんのことをを愛することができませんでした。薫の兄・一(はじめ)は、何でもできて誰からも好かれる人気者(ヒーロー)でしたが、交通事故に遭い下半身が動かなくなった上に美しかった顔がつぶれてしまい、周りの人が見る目もがらり変わり、耐えきれず自ら命を絶ってしまいました。


どちらの話も、目に見える外見に囚われてしまった結果だと思います。人の顔、体は目に見えて、心は目に見えない。ですが、心は体と同じくらい、いえそれ以上に大事なもののはずです。みんな同じ心を持っているのに、外見のせいで、あるいは例えばできないことが多いというだけでいじめられたり、差別されるというのは絶対に間違っていると思います。けれど、今の世の中そういうことは世界中どこでも起こっていることで、こうして記事を書いている自分だって、見えているものだけで、見た目だけで判断して自分で勝手に決めつけてしまったりすることなんてしょっちゅうあります。一人一人が、ただそこに存在するだけでかけがえのない唯一無二の価値をもった人間。誰が何といおうと、自分の価値を認め、どう生きていくか考える。それは向き合えば向き合うほどとても難しいことなのですが、そうった価値観があったらいいなと思いました。


薫のお兄ちゃんに絶望的な恋をしていた妹のミキが涙を流し、お兄ちゃんが『この体で、また年を越すのが辛いです。ギブアップ』と残して命を絶った「ポスト」の章はとても印象的で、切なくて涙が出ました。でも、「おわりの章」で一家が犬のさくらを診てもらうための病院を探し回って車の中で泣き叫ぶシーンなどは、滑稽でしたが家族の幸せや、これから少しずつ前へ進もうとする家族の姿、そして希望が感じられてよかったなと思いました。人生って本当にいろんなことがあります(まだ20年ちょっとしか生きていない自分が言うのはおかしいけど)。辛いことも多いしもう生きるの無理だと思うこともあります。だから人は、お互い支え合って生きていかないといけません。なんか話がずれているかもしれませんが、この作品はいろいろなことを考えさせてくれました。


今回もちゃんと本の感想になっているかわかりませんし勢いで好き放題書いてしまいましたが、目がつかれたのでこのへんで終わります。
ありがとうございました<(_ _)>